タクシーを利用したときに、「なんでこんなに高いの?」「タクシーに記載されている料金と計算合わない!」と思った人は少なくないはずです。

タクシーでの移動はすごく便利です。目的地を伝えるだけで連れていってくれます。ルートの確認、乗り継ぎや荷物運びに苦労をすることもありません。

それでも、料金に不安があって利用するのに抵抗があるのではないでしょうか?その悩みは、タクシー料金の仕組みなどを知ることで解決できるはずです。

この記事では、タクシー料金の仕組み、追加料金、料金の検索方法について紹介しています。ぜひ、最後まで読んで、タクシー料金への不安をなくしていきましょう。

タクシー料金の仕組みとは?

タクシー料金の基本は、「初乗り運賃」と「加算運賃」の合計によって計算されます。それぞれがどのようなルールで計算されているのか紹介していきます。
・タクシーの基本料金「初乗り運賃」
・乗車距離や時間で発生「加算運賃」

タクシーの基本料金「初乗り運賃」

タクシーは乗車距離や時間に関わらず必ず発生する基本料金があります。乗車するとメーターが回り始めますが、0円から加算されるわけではなく、例え1mでも決まった料金を支払うことになります。それが「初乗り運賃」です。 道路を走るタクシーを見ると、1km450円などと記載されているのを見たことがあるのではないでしょうか?この記載されている金額がそのタクシーの「初乗り運賃」となります。

乗車距離や時間で発生「加算運賃」

タクシー料金は、前述した「初乗り運賃」に加えて、「距離制運賃」「時間距離併用運賃」「時間制運賃」と言われる「加算運賃」があります。 タクシー会社にもよりますが、距離制運賃は233m走るたびに80円ずつ加算されます。時間距離併用運賃は時速10㎞以下で85秒走行した場合、80円ずつ加算されます。トイレ休憩などによる待機時間や渋滞によって速度が遅くなるときに適用されます。 時間制運賃は時間拘束の割合が高いときに適用される料金で、タクシー到着から運送終了までにかかった時間で計算されます。 このように、距離や時間で料金が変動する仕組みになっています。特に時間によって加算されることを知らない人も少なくありません。想定外の料金を払わないためにも、タクシー料金を把握しておきましょう。

地域・タクシー会社によって料金が異なる?

タクシー料金は地域やタクシー会社によっても異なります。まず、タクシーの運賃そのものは各事業者が国土交通大臣に申請し、認可を受ける必要があります。 また、タクシーの初乗り運賃は地域によって距離と上限金額が定められています。その金額の範囲内で各事業者は申請を行うため、地域やタクシー会社によって金額の運賃が異なってきます。 それに加えて、時間距離併用運賃や深夜料金などによって計算された金額が料金となります。 旅先や出張先のタクシー運賃を調べるときはその点も考慮して調べる必要があります。

タクシーはオプションで追加料金が発生

タクシーには初乗り運賃や加算運賃以外にも追加料金が発生するときがあります。追加料金について紹介します。
・深夜、早朝割増料金
・迎車料金
・予約料金
・待機料金
・冬季割増料金

深夜、早朝割増料金

深夜、早朝など特定の時間帯にタクシーを利用したときに発生する料金です。深夜、もしくは早朝にタクシーの表示板に「割増」と表示されているのを見たことはないでしょうか? この文字が表示されているときは、基本的に2割増しの料金になります。この2割増しの料金は合計金額ではなく「距離」と「時間」にかかりますので注意しましょう。 割増しになる時間帯は、一般的には22時〜5時までです。地域によっては23時からのところもあるようです。利用する地域のタクシー会社の深夜料金開始時刻を確認しておきましょう。

迎車料金

タクシーを指定した場所に呼び寄せたときに発生する料金です。基本的に数百円程度ですが、会社によっては無料のところもあります。 「スリップ制」を採用している会社もあり、指定の場所に向かうタイミングでメーターを回し始めます。それが初乗り運賃の一部として迎車料金が徴収されます。

予約料金

指定の場所に希望した時間に来てもらうときに発生する料金です。事前に予約をする必要があります。 金額はタクシー会社にもよりますが、迎車料金と同じにしている傾向がありますので数百円程度の費用がかかるはずです。

待機料金

利用者の都合で、タクシーを待機させたときに発生する料金です。タクシー会社にもよりますが、5分以上の待機でメーターが回り始めます。以降は85秒ごとに80円が加算されていきます。

冬季割増料金

北海道や東北・北陸地方などでは、積雪や路面凍結で運転が困難なときは、料金が2割増しになるようです。期間は12月〜3月なので、この期間に雪のある地域へ行くのであれば料金に注意しましょう。

高速道路を利用したら高くなる?

高速道路を利用すると料金が高くなってしまうと心配があるかもしれませんが、必ずしも利用する方が高くなるわけではありません。 高速道路を利用する場合、「賃送」から「高速」に切り替えます。「高速」メーターでは「距離」のみで運賃が加算されます。
しかし、一般道路では「距離」と「時間」で運賃が加算されるため、渋滞などに巻き込まれるとかなり高額になってしまいます。つまり、道路事情によっては一般道路の方が高くつくのです。 長距離を走行した場合、帰りの高速道路や有料道路の料金を請求されることがあります。利用したタクシーの営業区域内から50km超えた場所だと、利用者に請求が可能になるようです。タクシー会社によって対応に違いがあるので、予め確認しておくと良いでしょう。

事前に料金を計算したいのであればハイヤーもおすすめ!

タクシーを利用すると中々事前に料金を把握しづらいということもあると思います。 そういった場合におすすめしたいのが、ハイヤーの利用です。
ハイヤーはエグゼクティブ用の乗り物としてビジネスシーンや海外VIP対応時によく利用されます。 VIPハイヤー配車であればLINEから場所と日時を入力するだけで、料金の見積もりが可能です。また状況によってはその場での依頼が可能となります。 タクシーと比較したVIPハイヤー配車を利用するメリットは以下の3つです。

1.安心の料金事前確定制度
タクシーであれば深夜帯や高速道路の利用等によって料金が変動します。しかし、VIPハイヤー配車であれば事前に確定した料金が変動することはないので安心してご利用いただけます。

2.LINEからの気軽な予約
公式ラインアカウントを友だち登録していただければ、すぐにご予約いただけます。アプリ等のダウンロードは一切不要です。

3.一流の車両とドライバー
車両は基本的にはハイエンド帯の高級車が利用されているので移動時間を快適に過ごすことができます。また、海外VIPなどを対応することが多いハイヤーではホスピタリティが行き届いているドライバーが運転します。

まとめ タクシー料金の仕組みは?状況によってはハイヤーも利用してみよう!

タクシー料金の仕組みや追加料金、タクシー料金の調べ方について紹介しました。
タクシーは、料金の仕組みなどを知ることで、利用するときに不安にならずに済みます。 「初乗り運賃」は最初に必ずかかる運賃であり、その後「加算運賃」が「距離」と「時間」で計算されて加算されます。さらに、深夜・早朝料金などの追加料金で割増、もしくは合計された金額がタクシー料金となります。 タクシー料金は地域やタクシー会社によっても違いがあります。ある程度、正確に把握したい場合は利用するタクシー会社のホームページ、もしくは電話などで問い合わせてください。 また、事前に料金を確定したい場合や上質な移動空間を体感したいという方はハイヤーの利用も検討してみてください。