ITの発達により、さまざまな分野でデジタル化が進んでいます。

その中には、一見関係がなさそうなタクシー・ハイヤー業界も含まれます。

ここでは、配車アプリとは何なのか、配車アプリを利用するメリットなどについて解説します。

この記事を読めば、配車アプリの概要を理解することができるでしょう。
ぜひ最後まで、ご覧いただければと思います。

配車アプリとは


配車アプリとは、スマホのアプリを利用して、タクシーの日時や乗車位置と降車位置などを事前に指定して、効率的にサービスを利用できるアプリのことを言います。

今までタクシーに乗るには、事前に電話で予約するか、道端でたまたま通過するタクシーを
捕まえるしか方法がありませんでした。

しかし、配車アプリを利用することで、指定した場所や日時を事前にアプリで設定できることから利便性が高く、最近は配車アプリを利用したタクシー・ハイヤーサービスの利用が増えています。

配車アプリを利用するメリット


スマホアプリで気軽にタクシーやハイヤーを利用できるので、そのメリットはさまざまなものがあります。

ここでは、配車アプリを利用するメリットについて解説します。

スマホで簡単に予約できる


タクシー・ハイヤーを事前に予約することができます。しかも、電話で予約する必要はなく、スマホアプリで気軽に予約できます。わざわざ電話番号を調べる必要はありません。

また、道端でタクシーを探す手間も省けます。

予約制のため、到着時間を把握しやすい点もポイントです。

ネット決済で支払いを完結できる


配車アプリでは、ネットを利用したキャッシュレス決済が可能です。
なので、現金を持っている必要はなく、その分お財布の中身をシンプルにできます。

忙しくて、目的地についてすぐにやるべきことがある場合などは、とても助かるサービスとなっています。

タクシーを利用した履歴をアプリに残すことができる


スマホアプリで配車すると、その利用履歴がアプリ上に残ります。
なので、タクシーを仕事で良く利用する場合、あとで利用履歴を確認したい時などにとても便利です。

参考サイト:https://car-days.fun/blog/useful/20003
      https://mo-t.force.com/go/s/article/3036?language=ja

配車アプリを利用するデメリット


スマホアプリでタクシー配車を行うメリットは多いのですが、やはりデメリットもあります。

そのデメリットは以下の通りです。

配車アプリに対応しているエリアが限定的


配車アプリは便利なのですが、まだ使えるエリアが限定的です。関東近郊を中心に利用できるサービスが多いことが現状です。
それ以外のエリアへの利用拡大は今後進むでしょうが、現状は関東近郊都市が主に利用できるエリアとしてあげられます。

迎車料金がかかる


タクシーを予約すると迎車料金がかかります。
迎車料金とは、その名の通り、タクシーを呼ぶ時にかかる利用料です。
相場としては400円程度のようですが、100円のタクシー会社もあり、その料金内容はさまざまです。
また、エリアによっては、迎車料金がかからないところもあり、必ずしもお客様の負担になる料金ではありません。

インターネットが不安定な状態だとアプリを利用できない


スマホアプリで配車を行うので、インターネットに繋がるエリアでないと使えないという弱点があります。

最近では、2022年7月2日に起きたKDDIの大規模通信障害などのようなことが発生すると、配車アプリを利用できなくなります。

その場合は、道端でタクシーを拾うしか方法はないでしょう。

運転手がアプリに不慣れなケースがある


スマホアプリによるタクシーの配車は、まだ始まって日が浅い配車方法なので、運転手がその使い方を理解できていないという欠点があります。

特に、ご年配の運転手の場合は、配車アプリの利用に不慣れであることが多いようです。

その場合は、乗車時、降車時にスムーズに行動できないこともあるかもしれません。

参考サイト:https://taxi-blog.tokyo/2021/10/21/taxi-app-demerit1/

配車アプリの利用方法


配車アプリの利用は、スマホに使い慣れている方であれば、問題なく使えることでしょう。
ここでは、タクシーの配車アプリを利用する手順について解説していきます。
(利用方法は会社により異なりますので、詳しくは利用するアプリをご確認ください。)

アプリをスマホにインストールする


まずは、スマホにアプリをインストールします。

個人情報や支払い情報を入力する


利用者の個人情報を入力します。
そして、タクシーの配車アプリでは、基本的にネットを利用したキャッシュレス決済なので、クレジットカード情報を入力する必要があります。

アプリ内で乗車位置と降車位置を入力する


スマホにタクシー配車アプリをインストールし、利用者情報を事前に入力し終わったら、実際に利用する段階に入ります。

タクシー配車アプリの利用時には乗車位置と降車位置を入力します。

配車依頼を行う


乗車位置と降車位置を設定して、実際に配車依頼を送ります。
すると、乗車位置に近いエリアを走行しているタクシーか、あるいはそれ以外の空車のタクシーに配車依頼が送信され、タクシー側で乗車位置の情報が受信されます。

会社によっては事前予約が可能なため、予定がすでに決まっている方は事前に予約してしまえば1日のスケジュールを組みやすいでしょう。

降車時に、アプリで自動決済を行う


乗車が完了し、目的地に到着したら、アプリで自動決済されるので、いちいち財布を出す必要がなく、スムーズに降車することができます。
領収書が必要な場合にも、決算後携帯にすぐ送付されるサービスを提供している会社もあります。

参考サイト:https://car-days.fun/blog/useful/20003


おすすめの配車アプリ7選


上記のように、配車アプリを利用するのはとても簡単です。
では、配車アプリにはどのようなものがあるのでしょうか。
ここでは、代表的な配車アプリをご紹介していきます。

GO

最近浸透してきている「GO」です。
対応エリアは26都道府県で迎車料は地域毎に異なりますが、東京の場合は、300円〜です。

GOのメリットは、通過ルートや移動距離、乗車料金が事前に分かることです。
また、スマホアプリでタクシーの到着時間も確認できます。

さらにスマホアプリ上で決済できるので、現金を持ち合わせておく必要がありません。

S.RIDE

S.RIDEの対応エリアは、8都道府県であり、それほど広くはありません。
迎車料金は、地域ごとに違いますが、東京の場合は、320円〜です。

S.RIDEを利用するメリットは、事前に利用料金を確認できることです。
そのため、わざと遠回りして、利用料金を上げようとする悪質な運転ができないようになっています。
また、東京に限ってみれば、対応エリアが広いこともメリットの一つです。
東京の対応エリアは、東京23区、武蔵野市、三鷹市、西東京市、立川市、多摩市、稲城市などで他のタクシー配車アプリと比較しても、東京エリアに限れば、引けを取りません。

Uber

Uberはアメリカが発祥のタクシー配車アプリです。
対応エリアは、13都道府県で、迎車料金はありません。

Uberの特徴は、30日前から予約が可能なことです。
そのため、乗車客の行動計画が事前にできているのであれば、その予定に合わせて配車できます。

デメリットとしては、初回乗車の方は2000円を支払う必要があるということです。
そのため、あまりタクシーを利用しない方にとっては、あまり利便性が良いとは言えないかもしれません。

ただ、割引対応しているエリアがあり、東京、大阪、名古屋、広島、京都、福岡、福山、郡山、仙台、青森、高知などかなり広範囲で割引対応してもらえます。

そのため、割引対象エリアで活動される方にはオススメできるタクシー配車アプリと言えるでしょう。

DiDi

DiDiはSoftbankと、北京の滴滴出行の合同会社が運営するサービスです。
対応エリアは、15都道府県で、迎車料金は地域ごとに違いますが、東京では、290円〜となっています。

DiDiを利用するメリットは、PayPayで決済できることです。
また、他社と比較して、迎車料金が安いこともメリットとしてあげられます。

フルクル

フルクルは、スマホを振り、その位置から500m以内のタクシーを呼べるちょっと変わったタクシー配車アプリです。

ユーザー登録は必要なく、アプリをインストールすれば、すぐに使えます。

対応エリアは東京限定になってしまい、東京23区、三鷹市、武蔵野市が利用できるエリアになります。

たくる

たくるは、1万人以上のドライバーが登録している日本最大クラスのタクシー配車アプリです。

対応エリアは東京、大阪、名古屋、横浜、京都、札幌と都市を中心にサービスを展開しています。

変わった特徴として、「終電なくしたくん」というサービスも展開しており、終電を逃してしまった人に、一晩泊まれるホテルや漫画喫茶を提案してくれるというサービスも実施しています。

アプリのインストールが面倒な方はLINEがオススメ


「アプリのインストールが面倒だな…」「初期設定とかあるんじゃないの?」
と思う方にはLINEで配車予約できるサービスがオススメです。

VIPハイヤー配車はLINEを使って気軽にハイヤーの配車依頼を行なえるサービスです。アプリなどをダウンロードすることなく、すぐにハイヤーを予約できます。

VIPハイヤー配車

ネットで60秒!簡単な見積フォームがあり、目的地と日時を入力して、LINE公式アカウントから簡単に見積・依頼ができます。

お支払いもクレジットカード決済なので、スムーズに乗り降りができます。

まとめ


いかがでしたでしょうか。

ここまで、タクシーの配車アプリとは何か、利用するとどんなメリットがあるかなどについて、解説してきました。

この記事のポイントを整理すると以下の通りです。
・タクシー配車アプリとは、スマホのアプリを利用して、タクシーを配車できるサービスのこと。
・タクシー配車アプリを利用するメリットは、スマホアプリで簡単にタクシーを呼べることと、基本的にはネット決済で処理を完結できること。
・タクシー配車アプリを利用するデメリットは、利用できるエリアがまだまだ限定的ということ。

これらの情報が少しでもお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。