普段の移動手段としてタクシーを利用しており、タクシーよりさらにワンランク上の快適な移動ができるハイヤーの利用を検討しているという方も多いのではないでしょうか。
ハイヤーを依頼する前に予めタクシーとの違いを理解しておくと、利用シーンに応じてハイヤーとタクシーを使い分けることができます。
そこでこの記事では、ハイヤーの特徴と7つのタクシーとの違いについてご説明します。
ハイヤーの特徴
ハイヤー(hire)は英語で「雇用する」「一時的に借りる」ことを意味し、ハイヤー会社と事前に依頼をしてから利用します。
運転技術に加え、最高のホスピタリティを身につけた運転手が高級感のある車両で送迎しますので、移動手段の中でも非常に格式高いことが特徴です。
ハイヤーはビジネスシーンではもちろん、プライベートのゴルフ送迎や冠婚葬祭の送迎など多岐に渡り、お客様の大切な場面で選ばれています。
ハイヤーとタクシーの違い
ハイヤーはタクシーと同様、お客様を乗せて安全に目的地へお送りするサービスです。
しかし、タクシーとは異なる部分がたくさんありますので「タクシーとの違い」を7つご紹介します。

それでは、ハイヤーとタクシーの営業形態の違いから詳しくご説明します。
ハイヤーとタクシーは営業形態が違う
道路運送法でハイヤーは「個別輸送機関」、タクシーは「公共交通機関」と定められています。
そのためタクシーは道で手を上げたりアプリや電話で配車をしたお客様をお乗せしますが、ハイヤーは事前にハイヤー会社に依頼をしたお客様のスケジュールに合わせて送迎します。
ハイヤーは完全予約制ですので、一般的には利用にあたってハイヤー会社の営業スタッフとの打ち合わせや見積もりの確認などを行うケースがあります。
当日でも予約ができる場合もありますが、運転手や車種、その他の希望がある場合は余裕を持って予約しましょう。
*VIPハイヤー配車なら当日利用も歓迎しております。
ハイヤーとタクシーは提供するサービスが違う
ハイヤーもタクシーと同様、お客様を乗せて安全に目的地へお送りするサービスですが、ハイヤーは個別輸送機関ですので様々なオプションをつけることができます。
例えば、車種の指定などの要望に対応し、個別輸送機関としてひとりひとりのお客様が快適に過ごせる空間を提供してもらえるケースがございます。
(サービス内容は運営会社によって異なるケースがあるため、利用前に必ずご確認ください。)
ハイヤーは事前にスケジュールや経路を打ち合わせを行い、運転手が目的地へのルート探索を入念に行うケースもございます。
その際に渋滞時の迂回路まで準備しているので、緻密なスケジュールにも対応可能な場合もございます。
ハイヤーとタクシーは料金(運賃)システムが違う
タクシーの運賃は、乗車から降車までにかかるメーター料金+迎車料金+予約料金の合計金額ですが、一般的にハイヤーの料金は運行内容と利用車種を総合的に判断して見積もりが行われます。
VIPハイヤー配車の料金計算については、以下のページをご参照下さい
▼VIPハイヤー配車 | 料金案内
また、タクシーの場合は目的地に到着するまで運賃は分かりませんが、ハイヤーは事前に見積もりをもらい、料金が明らかな上で乗車するという違いがあります。
ハイヤーとタクシーは支払いのタイミングが違う
タクシーの料金は基本的に目的地への到着と同時に決済を行います。
一方ハイヤーの場合は事前に見積もりを行うため、利用前の決済や車内での決済、後日請求書にて後払いなど支払いのタイミングを状況に合わせて選ぶことができるという違いがあります。
VIPハイヤー配車においては、事前にご登録いただくクレジットカードでの自動決済を行っております。
必ずしも車内で決済する必要はないため、支払いの手間を省けるだけでなく、ゲストへのおもてなしとしても大変スマートです。
ハイヤーとタクシーは運転手(ドライバー)の所有資格が違う
ハイヤーとタクシーの運転手は「普通自動車第二種運転免許」を取得しています。
さらにハイヤーの運転手はワンランク上のおもてなしをするための接客を学んでいるという違いがあります。(秘書検定や英検、TOEICなど他の資格を持っている場合もございます。)
また、ハイヤーの運転手はお客様の個人情報を扱いますのでタクシーの運転手よりも徹底した守秘義務に対する研修を受けているため、安心して送迎を任せられます。
ハイヤーとタクシーは乗車できる車種が違う
ハイヤーとタクシーの車種は大きく異なり、ハイヤーの車両は乗り心地がいい高級車が選ばれています。
複数の車種を保有しているハイヤー会社では車種の指定が可能なケースもございます。

また、タクシーの車両は会社ごとにラッピングや塗装があり、天井の行灯や「空車」等の表示を行う機械が搭載されていますが、ハイヤーは黒塗りの車で塗装等がなく、落ち着いた見た目であるという違いがあります。
ハイヤーとタクシーは利用目的が違う
ハイヤーもタクシーも目的地への移動に利用しますが、ハイヤーはタクシーに比べビジネスの大事な場面やゲストへのおもてなし、大切な日に選ばれます。

ハイヤーは1日単位でのスポット利用はもちろん、日々の通勤などで決められたルート・時間に送迎をしてもらいたい人のために、年間契約や定期送迎などのサービスも取り扱っている場合もあります。
ハイヤーを利用するメリット
ここまでタクシーとハイヤーの違いを説明してきましたが、最後にハイヤーを利用するメリットをまとめてみます。
1.完全予約制
ハイヤーは基本的に完全予約制なので、海外のVIPの送迎を行う際や結婚式など特別なイベントが行われる際に使われる場面が多いので、そのようなイベントを行う際には是非利用してみましょう。VIPハイヤーでしたらLINEからハイヤーの予約をすることができます。
2.乗り心地の良い特別な空間の提供
ハイヤーの車両は乗り心地がいい高級車が選ばれています。移動時間を快適に過ごしたい人や特別な空間を体感したい人などにピッタリです。
3.充実したホスピタリティ
様々な場面で利用されることが想定されているハイヤーでは、ホスピタリティが非常に充実しています。車内の居心地の良さだけでなく運転手の接客レベルも非常に高いと言われています。
まとめ ハイヤーとタクシーを上手く使い分けましょう
ハイヤーの特徴や使用するメリット、そして依頼する前に知っておきたいタクシーとの違いについてご紹介しました。
初めて利用する際には少々ハードルが高く感じられるかもしれませんが、ハイヤーを活用すればより快適な空間で移動できるだけでなく、大事な場面でビジネスの成功につながったり、大切な人に喜んでもらえたりすることもあります。
ぜひ本記事のハイヤーとタクシーの違いを参考にしながら、利用シーンに合わせてハイヤーの利用も検討してみてはいかがでしょうか。